赤ちゃんが自分でいないいないばあをするようになる時期は、生後6〜12ヶ月が一般的な目安です。
「うちの子、まだ自分でやらないけど大丈夫かな」と心配になるパパやママも多いですよね。
でも実は、いないいないばあを自分でやり始めるには、脳の記憶力・予測力・コミュニケーション力が
ある程度育っていることが必要です。
だから、時期には個人差があるのが当たり前なのです。
この記事では、赤ちゃんが自分でいないいないばあをするようになる時期の目安と理由、
脳への効果、楽しめるバリエーション、そして「まだしない」と感じたときに試せるコツを詳しく紹介します。
焦らずわが子の成長を楽しんでもらえると嬉しいです。
赤ちゃんがいないいないばあを自分でするのはいつ?【結論】
赤ちゃんが自分でいないいないばあをするようになる時期は、早い子で生後6ヶ月ごろ、多くの子では生後8〜10ヶ月ごろです。
個人差が大きい時期でもあり、1歳前後まで幅があります。
「同じ月齢の子がもうやっていた」と焦る必要はなく、わが子のペースで必ずできるようになります。
自分でするようになる時期は生後6〜12ヶ月が目安
いないいないばあを自分でするには、記憶力・予測力・コミュニケーション意欲がある程度育つ必要があります。
これらが重なってくるのが、ちょうど生後6〜12ヶ月のタイミングです。
月齢ごとの目安をまとめると、以下の通りです。
| 月齢 | いないいないばあとの関わり方 |
|---|---|
| 生後0〜3ヶ月 | 声は聞こえるが、視力や記憶力が未発達。反応は薄い |
| 生後4〜6ヶ月 | 短期記憶が育ち始め、親の顔が隠れても「そこにいる」と理解できるように |
| 生後6〜8ヶ月 | 自分でいないいないばあをする子が現れ始める。早い子はこのころ |
| 生後8〜10ヶ月 | 多くの子が自分でやり始める。タオルや布を使って楽しむ |
| 生後10〜12ヶ月 | カーテンや机を使ってダイナミックに遊ぶ子も増える |
早い子は生後6ヶ月、標準は8〜10ヶ月ごろ
実際に自分でいないいないばあをし始めた時期について、ママたちの体験談を見てみると幅があります。
- 生後6ヶ月ごろ:ブランケットで顔を隠し、自分でめくってこちらを見る動作を繰り返す
- 生後8ヶ月ごろ:テーブルの下に潜り、顔を出してばあをするようになった
- 生後9〜10ヶ月ごろ:タオルやカーテンを使って、バリエーション豊かに楽しむ
- 生後12ヶ月前後:フェイントをかけるなど、遊びに工夫が見られるようになる
早い時期に自分でやり始めた場合は、それだけ親がいないいないばあをよくやっていたことが多いです。
毎日たくさん遊んであげることが、自然と早めの習得につながります。
1歳ごろになると机や柱を使って自分でするようになる
Wikipediaの解説によれば、生後満1歳ごろになると、机や椅子などの死角を利用して自分から大人にいないいないばあのような行動を取り始めると言われています。
これは大人の模倣というよりも、自分が動くことで「大人が消えてからまた現れる」という状況を作り出せることを発見した結果です。
この時期になると遊びのバリエーションも一気に増え、親としても毎日驚かされる場面が増えてきます。
なぜ赤ちゃんはいないいないばあを自分でしたがるのか
赤ちゃんが自分でいないいないばあをやりたがるのには、ちゃんとした理由があります。
単なる真似ではなく、脳の発達と深くつながった行動です。
ここでは、その背景を三つの視点から見ていきます。
対象の永続性が育まれてきた証拠
発達心理学者のピアジェが提唱した「対象の永続性」という考え方があります。
これは、視界から消えたものが本当になくなったわけではなく、存在し続けているとわかる能力のことです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、見えなくなったものは消えてしまったと感じています。
生後数ヶ月が経つと、少しずつ「隠れているだけでそこにある」と理解できるようになります。
この能力が育ったとき、赤ちゃんははじめていないいないばあを楽しめるようになるのです。
親の反応を引き出すコミュニケーションを覚えている
赤ちゃんが自分でいないいないばあをするとき、実は親の反応を期待しています。
顔を隠して、親が「いないいない」と言ってくれるのを待っている場面がよく見られます。
親が声をかけてあげると大喜びしてまた繰り返す、という流れはまさに双方向のコミュニケーションです。
自分の行動が相手の反応を引き出せると気づいた赤ちゃんは、それを何度も楽しもうとします。
この繰り返しのやりとりが、言語発達や社会性の土台になっていきます。
月齢ごとの発達と遊びの関係
いないいないばあを自分でやり始めるには、複数の発達が揃う必要があります。
- 短期記憶の発達:隠れた親の顔を数秒間、頭の中に保持できる
- 予測力の発達:次に親の顔が出てくることを期待できる
- 身体の発達:手で顔を隠したり、布をめくったりできる運動能力
- 社会性の発達:親の反応を見て喜びを共有できるようになる
- 自主性の発達:自分から何かをやってみようとする意欲が芽生える
これらが重なるのが、ちょうど生後6〜12ヶ月という時期なのです。
いないいないばあが赤ちゃんの脳と心に与える効果
いないいないばあは単純な遊びに見えますが、赤ちゃんの脳と心の発達にとって非常に豊かな刺激です。
発達脳科学の専門家たちも、この遊びが持つ効果を高く評価しています。
短期記憶(ワーキングメモリ)が鍛えられる
いないいないばあを繰り返すと、「隠れた親の顔を数秒間、頭の中に覚えておく」という短期記憶が鍛えられます。
この能力は、将来の学習能力や問題解決力とも深くつながっています。
- 見えなくなったものでも存在し続けると理解する力
- 短期間に必要な情報を取り出す記憶力
- 次に何が起こるかを予測する認知力
- 予測した通りの結果を確認する喜びを感じる感情の発達
予測する力と期待する力が育つ
いないいないばあを何度も繰り返すうちに、赤ちゃんは「このあとばあがくる」と予測できるようになります。
予測が当たったときの喜びはとても大きく、赤ちゃんが声をあげて笑うのもそのためです。
さらに慣れてくると、「いないいない」の後に親がなかなか出てこないときに、顔を覗き込んだり手を引っ張ったりして自分から確かめに行くようにもなります。
感情のコントロールと情緒の安定につながる
顔が見えなくなった一瞬の不安と、ばあで現れたときの安心感をセットで体験することで、赤ちゃんは感情のコントロールを少しずつ学んでいきます。
不安になっても、すぐに安心できる経験を積み重ねることが、心の安定につながるのです。
言語能力やコミュニケーション力の土台になる
いないいないばあを通じて、赤ちゃんは繰り返される言葉のリズムを体で覚えていきます。
「いないいない」「ばあ」という言葉の音と、動きと表情がセットになった体験が、言語発達の土台をつくります。
また、親が笑えば赤ちゃんも笑い、赤ちゃんが笑えば親もさらに楽しくなるというやりとりは、コミュニケーションの基本そのものです。
赤ちゃんがもっと楽しめるいないいないばあのバリエーション
同じパターンを繰り返すだけでなく、少しずつバリエーションを加えることで赤ちゃんの刺激はぐっと増します。
月齢や成長に合わせて試してみてください。
タオルや布を使ったセルフいないいないばあ
手渡したタオルや布を使って、赤ちゃんが自分で顔を隠す遊びです。
生後8〜9ヶ月ごろからよく見られる行動で、セルフいないいないばあの定番です。
- 薄手のガーゼタオルやハンカチを赤ちゃんに手渡す
- 赤ちゃんが顔の前に布を持っていくのを待つ
- 「いないいない」と声をかけてタイミングを合わせる
- 布をのけた瞬間に「ばあ」と言って笑顔で反応する
- 大げさに驚いてあげると赤ちゃんは大喜びする
カーテンや机を使ったダイナミックバージョン
ハイハイや伝い歩きができるようになると、身近な家具や布を使ったダイナミックなバージョンが楽しめます。
- カーテンの後ろに顔を隠し、そっと顔を出す
- 机や柱の陰にしゃがみ、ひょいと顔を出す
- ベビーベッドの柵の向こうに隠れてから顔を出す
- ドアの隙間から顔だけ出してばあをする
おもちゃを隠すいないいないばあ
生後6ヶ月ごろからお座りができるようになると、おもちゃを使ったいないいないばあも楽しめます。
- ハンカチ
- 薄手のタオル
- 座布団
- 小さめのぬいぐるみ(隠す役として)
- バンダナや風呂敷
お気に入りのおもちゃを布で隠してから「ばあ」と取るだけで、顔を使ったいないいないばあと同じ効果が得られます。
慣れてきたら布を少し厚いものに変えて、難易度を上げてみましょう。
親が隠れるいないいないばあ
月齢が上がると、親が本格的に隠れるバージョンにチャレンジしてみましょう。
カーテンの中にくるまったり、机の下にしゃがんだりして一気に飛び出すと、赤ちゃんはとても喜びます。
期待している時間が長いほど、ばあの瞬間の喜びも大きくなります。
ただし、あまり長く隠れていると不安になる子もいるので、数秒以内を目安にしてください。
うちの子まだしない…と不安になったときに確認すること
同じ月齢の子がもう自分でやっているのに、わが子はまだ…と焦ることもあると思います。
でも、確認すべきポイントがいくつかあります。
反応がない・しないときの主な理由
いないいないばあへの反応が薄かったり、自分でやらなかったりするときは、次のような理由が考えられます。
- 月齢がまだ早い:記憶力や予測力がまだ発達段階にある
- やり方が合っていない:隠れている時間が長すぎて記憶できていない
- 表情が変わりすぎる:ばあのときに変顔をしすぎると、期待した顔と違って戸惑うことがある
- 体調や気分:眠いとき・お腹が空いているときは反応が薄くなりやすい
- 個性:そもそもこの手の遊びより別の刺激を好む子もいる
効果的なやり方のポイント3つ
いないいないばあをより楽しんでもらうために、押さえておきたいポイントがあります。
- まず赤ちゃんに自分の存在を認識させてからはじめる(アイコンタクトが大切)
- 隠れている時間は数秒以内にとどめる(長すぎると記憶できない)
- ばあのときは笑顔で現れる(変顔ではなく、優しい笑顔が一番)
この3点を意識するだけで、赤ちゃんの反応がぐっと変わることがあります。
個人差を受け入れて焦らず見守るコツ
赤ちゃんの発達には個人差があり、いないいないばあをする時期も当然バラバラです。
次の点が問題なければ、いないいないばあをまだしなくても過度に心配する必要はありません。
- 声かけやあやしに反応して笑う
- 目でものを追う追視ができている
- 喃語(あうあうなどの声)が出ている
- 人の顔を見て表情を変える
大切なのは、今のわが子ができていることに目を向けて、遊びの時間を楽しむことです。
ママやパパが楽しそうにしていると、赤ちゃんも自然と遊びに引き込まれていきます。
まとめ|赤ちゃんのいないいないばあは脳と心の成長のサイン
赤ちゃんが自分でいないいないばあをするようになる時期は、生後6〜12ヶ月が目安です。
早い子は生後6ヶ月ごろから、多くの子は生後8〜10ヶ月ごろに始めることが多いです。
この遊びは、短期記憶・予測力・感情コントロール・コミュニケーション力といった脳と心の発達と深くつながっています。
自分でいないいないばあをし始めたら、それはわが子の脳がしっかり育っているサインです。
タオルやカーテン、おもちゃを使ったバリエーションも取り入れながら、毎日の遊びをもっと楽しんでみてください。
「まだしない」と感じても、声かけをたくさんして一緒に遊び続けることが一番の近道です。
わが子との特別ないないいないばあタイムを、ぜひ思いっきり楽しんでください。
